🌐 ネットワークトラフィックの確認 ― 社内のインターネットが遅いとき、今すぐできる簡単チェック ―

1.ネットが遅い…原因はどこにある?
「最近インターネットが遅い」「クラウドの画面がなかなか開かない」
そんなとき、すぐに業者を呼ぶ前に社内でできる確認があります。
ネットが遅くなる原因は、大きく分けて3つです。
- 社内ネットワーク(LAN)の混雑
- インターネット回線の帯域不足
- 特定のPCや機器が大量の通信をしている
この中で「どこが原因なのか」を知るには、**ネットワークトラフィック(通信量)**を確認するのが第一歩です。
2.トラフィックとは?簡単に言うと「道路の混み具合」
ネットワークトラフィックとは、ネットワーク上を流れるデータの量のこと。
道路で言えば「交通量」です。
- トラフィックが多い → ネットが混雑
- トラフィックが少ない → 通信がスムーズ
特定の時間帯だけ遅い場合、社内でバックアップや動画閲覧などが集中している可能性があります。
3.今すぐできる!簡単な確認方法
✅ 方法①:Windowsの「タスクマネージャー」で確認
最も簡単なのが、Windows標準機能を使う方法です。
- Ctrl + Shift + Esc を押す
- 「パフォーマンス」タブを開く
- 左側の「イーサネット」または「Wi-Fi」をクリック
グラフに「送信」「受信」の動きが表示され、現在の通信量を確認できます。
通信が多い場合、バックアップやクラウド同期などの裏作業が走っている可能性があります。
✅ 方法②:ルーター管理画面で確認
社内のネットワーク全体を見たい場合は、ルーターの管理画面を確認します。
- ルーターの裏面にある「管理アドレス(例:192.168.1.1)」をブラウザで開く
- ID・パスワードでログイン
- 「トラフィックモニター」「ステータス」などの項目を開く
ここで「どの機器がどれだけ通信しているか」がわかるモデルもあります。
特に最近のBuffalo、NEC、TP-Link、ASUSなどのルーターでは、グラフ表示が可能です。
✅ 方法③:無料ツールでリアルタイム監視
もし複数台のPCで監視したい場合は、以下のような無料ツールを活用できます。
ツール名 | 特徴 | 対応OS |
|---|---|---|
GlassWire | 通信量をグラフで表示。アプリ別の使用量も見える | Windows |
NetWorx | ネット全体のトラフィックを数値とグラフで確認 | Windows / macOS |
Wireshark | 専門的だが細かい通信内容も分析可能 | Windows / macOS / Linux |
小さな会社では GlassWire のように見た目が分かりやすいツールが特におすすめです。
4.トラフィックが多いときの対処法
確認の結果、明らかに通信量が多い場合は、以下をチェックしましょう。
- 社員が同時に大容量データ(写真・動画)をアップロードしていないか
- クラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)の同期設定が常時ONになっていないか
- Windowsの自動アップデートが集中していないか
必要に応じて、
- 同期を夜間に変更
- バックアップ時間を分散
- 一時的に無線機器の再起動
を行うと改善するケースが多いです。
5.まとめ:見える化すればトラブルは減る
ネットワークの不調は、「なんとなく遅い」という感覚だけでは対処が難しいもの。
しかし、トラフィックを“見える化”するだけで原因の見当がつき、
業者への依頼も的確になります。
専門知識がなくても、今日からできることはたくさんあります。
- Windowsのタスクマネージャーで通信量をチェック
- ルーターのモニター画面を確認
- 無料ツールで見える化
この3つを覚えておけば、ネットが遅くなっても慌てず対応できるようになります。